森林セラピーについて知識を深め、情報を共有するための「森林セラピー基地フォーラム・全国基地ネットワーク会議」が、2023年2月2日〜3日に東京都新宿区で開催されました。
コロナ禍を経て、現地とオンラインを併用する形式での開催です。
初日は森林セラピーガイドや森林セラピスト・自治体職員ら幅広いメンバーが集まり、昨今の観光動向や観光庁・林野庁の交付金制度を活用するための講座が開かれました。
インバウンド観光は新型コロナウィルスの蔓延で一気に下火になりましたが、これから復興する産業の第1に位置付けられており、また自然体験や研修はサスティナブルな観光にも寄与することから、森林環境を活用した取り組みが期待されています。
翌日は森林セラピー基地を運営する自治体職員や施設管理者を中心として検討会が開催されました。
昨日の検討を引き継ぎ、森林セラピーの産業化や認知度向上のための糸口を探るべく、意見交換が行われました。特にインバウンド観光に繋げるには通訳ガイド等の人材確保、養成が急務となります。
また国内外で医療制度が異なることから、森林セラピーなど健康増進のコンテンツに支払う料金も大きな幅があり、今後の研究課題となっています。
次回、森林セラピー基地のネットワーク会議は7月に計画されています。